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2014年の国内IT市場はマイナス成長、翌年から回復へ――IDC予測
IDC Japanが「国内企業向けIT市場 地域別 2013年の推定と2014年〜2017年の予測」を発表。2014年の国内IT市場はわずかに縮小し、2015年から回復に転じると予測している。
IT調査会社のIDC Japanは3月4日、「国内企業向けIT市場 地域別 2013年の推定と2014年〜2017年の予測」を発表した。2014年の国内企業向けIT市場規模は9兆9546億円で、前年比成長率はマイナス1.3%になると予測。この主な要因として、ハードウェア分野のリプレイス需要の落ち込みを挙げている。
地域別では、北海道/東北地方、北陸/甲信越地方はいずれも前年比マイナス0.8%、関東地方は同マイナス0.9%と予測している。また近畿地方では、同地域に拠点を持つ大手企業のIT支出の回復が遅れるため、前年比成長率は大きく落ち込みマイナス1.7%になると予測している。
IDC Japanはこれらの予測結果の背景として、2014年はハードウェアの更新需要の谷間であることに加え、一部地域では景気回復が遅れている状況があり、企業の業績低迷からIT支出の抑制傾向が続くケースが依然として残っていると指摘している。
一方、2015年には国内経済の改善基調が拡大するのに伴い、IT市場も一部の地域を除いてプラス成長に回復すると予測している。特に東名阪を中心とする地域ではIT支出の増加が予測されるという。
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