Windows Azure上で稼働する国内初のリモートデスクトップサービス、ビットアイルが提供
Windows Azure上で稼働するリモートデスクトップサービスをビットアイルが提供。このほど稼働が始まったWindows Azureの日本データセンターの利用で低遅延を実現するという。
iDC事業を手掛けるビットアイルはこのほど、マイクロソフトのクラウドサービス「Windows Azure」上で展開される“日本国内初”のリモートデスクトップサービス「ビットアイルデスクトップサービス on Azure」を3月20日から提供すると発表した。
ビットアイルデスクトップサービス on Azureは、Windows Azure上に構築した顧客企業ごとの仮想デスクトップ環境を提供するサービス。ユーザーはオンプレミス型のリモートデスクトップ環境を構築する上で必要なハードウェア、ソフトウェア、インフラを用意する必要がなく、低コスト/短納期で利用を始められるメリットがある。また、期間を限定しての短期利用も可能だとしている。
ユーザーは利用規模やビジネスサイクルに合わせてシステムを柔軟に拡張できるほか、ビットアイルが提供するデータセンターサービスやWindows Azure上の他サービスと連携させて使うこともできる。さらに、Windows Azureの仮想ネットワークを使ったVPNサービスの利用や、マルチデバイス環境への対応も可能だ。
同サービスは、このほど稼働を始めたWindows Azureの日本データセンターから提供される。これにより国内ユーザーは、ネットワークの遅延を気にせずリモートデスクトップサービスを利用できるとしている。
Windows Server 2012 R2上に構築した仮想デスクトップ環境を提供し、ユーザーはクライアント版Windows 8.1のように利用できる。価格は1ユーザー当たり月額4000円(税別)から。
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