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Google、“Glassの都市伝説トップ10”で批判に反論
Google Glassに対するプライバシー関連の懸念や誤解を晴らすべく、Googleがよくある“都市伝説”に反論した。
米Googleは3月21日(現地時間)、「Google Glassの都市伝説トップ10」をGoogle+に投稿し、Google Glassに対するよくある批判に反論した。
10の伝説は以下の通り。それぞれの項目に反論が添えられている。
- Glassは現実社会を遮断する
- Glassはすべてを記録する
- Glass Explorer(早期ユーザー)は技術に詳しいギークばかり
- Glassはすぐにでも発売できる
- Glassは顔認識(やその他の危険なこと)ができる
- Glassは目を覆う
- Glassは完璧なスパイツール
- Glassは裕福な特権階級のためだけのもの
- Glassはいたるところで禁止されている
- Glassはプライバシーの終わりを意味する
1については、情報を見るためにうつむかなければならないPCやスマートフォンよりも、必要なときだけ目の前に情報を表示するGlassの方が周囲とのかかわりが保てると主張する。
4については、過去11カ月、プロトタイプのユーザーからのフィードバックに基いて既に9回のソフトウェア・アップデート、3回のハードウェアアップデートを実施しているが、商品化前にまだ当面フィードバックが必要としている。「将来的に、今のプロトタイプが80年代の携帯電話のようにおかしなものに見える(くらい洗練されたものになる)だろう」という。
7には、スパイツールをつくろうと思えば、いくらでもGlassより効率的なものができるし、撮影のたびに光るGlassよりも普通のカメラの方が盗撮に向いていると反論する。
Googleは2月、Glass Explorerに向けて、すべきこととしてはいけないことのリストを公開している。
Google Glassがいつ発売になるかはまだ不明だ。
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