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Google、ワークライフバランス研究プロジェクト「gDNA」を発表
Googleが、従業員4000人以上を対象に実施中の仕事に関する調査研究の取り組みを発表した。過去2年間の調査によると、従業員の7割は仕事とプライベートを分離できず、そのうち半数以上がそれを問題と感じているという。
米Googleは3月27日(現地時間)、ワークライフバランスに関する長期的な研究プロジェクト「gDNA」を発表した。同社の人材管理担当上級副社長、ラズロ・ボック氏が米Harvard Business Reviewへの寄稿でgDNAについて説明した。
2年前にスタートしたこの研究では、協力に合意した同社の従業員4000人以上に毎年実施する匿名のアンケートの結果を蓄積していくことで、人間関係を含む職場環境が個人に与える影響などを分析していく。この研究は、1948年にスタートし、現在も続く心不全に関する研究「Framingham Heart Study(FHS)」に触発されて始めたという。FHSと同様、長く継続することでさまざまな成果をあげられるとボック氏は語る。
過去2年の調査では、従業員の約7割が仕事とプライベートな生活を分離できないでいることが分かった。さらにその半数以上が仕事とプライベートをもっとはっきり分離したがっているという。
これを受け、例えばアイルランドのダブリンオフィスでは退社時に端末を自分のデスクに置いて帰る「Dublin Goes Dark」プログラムを実施し、成果を上げているという。
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