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ITソリューション企業の地位確立に向けた3つの戦略 デル・郡社長トップインタビュー(2/2 ページ)

昨年秋に非公開企業になったデル。今年は「ゲームチェンジ」をテーマに、ソリューションプロバイダーとしての存在感を増していきたい考えだ。デル日本法人の郡信一郎社長に具体的な取り組みを聞いた。

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変革のタイミングはチャンス

――非公開企業になったことで、顧客に対して変わる部分、変わらない部分について教えてください。

 変わらない点は、顧客へのコミットメントやサービスレベルです。変わる部分は、意思決定をより市場に近いところで行うため、今まで以上に顧客の立場での判断スピードが増すでしょう。ソリューションへの投資も増えることで、中長期的に顧客のためになる施策をますます打てるようになります。

――2014年は「ゲームチェンジ」を戦略テーマに掲げています。ゲームチェンジにはどのような意味が込められているのでしょうか。

 顧客に新たな価値観を与えたいと思っています。例えば「従来のITはこうあるべきだから」「ITは保守、管理の工数が膨大で、人間がたくさん必要だ」などという観念に縛られるのではなく、顧客にもっと違う価値を提供していきたいです。その上で、Dellのソリューションの特徴をもっと印象付けるようにすべきだと考えています。

――変革という点で言えば、IBMがLenovoにx86サーバ事業を売却しました。こうした動きはデルにとって影響はありますか。

 常にこうした変革のタイミングにはチャンスがあるととらえています。一方で、リスクが潜在しているかもしれません。リスクを最小化しながらチャンスを掴んでいく、今はそういった機会だと認識しています。

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