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Twitter、Facebookと同様のモバイルアプリインストール広告を正式提供開始
Twitterカードやプロモツイートについている「Download」ボタンをタップするとアプリストアのページが開く新しい広告の提供が始まった。
米Twitterは4月17日(現地時間)、広告主向けのモバイルアプリプロモーションスイートを発表した。米Facebookが2012年から提供している「モバイルアプリインストール広告」と同様に、投稿(Twitterカードやプロモツイート)に設置するボタンで、ユーザーをアプリストアに直接誘導できる。
Twitterは、昨年9月に買収した米MoPubのモバイル広告サービス「MoPub Marketplace」上でこのサービスを提供する。Twitterによると、MoPub Marketplaceは毎月10億以上のモバイル端末にリーチし、AndroidおよびiOSアプリ内で1300億件以上の広告リクエストを管理しているという。
広告主は、Twitter広告のダッシュボードで、モバイルアプリ広告やTwitter外のMoPubのサービスを含め、多様なモバイル向けプロモーションをTwitter Publisher Networkで一元管理できる。
Twitterは株式公開後、ユーザー活性化や新たな収入源創出のためのさまざまな取り組みを発表している。16日には企業向けにFirehoseデータを提供するサービス強化を目指し、米Gnipの買収を発表した。Facebookの成功を見れば、モバイルアプリインストール広告も大きな収入源になると予想できる。
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