Google、ドメイン登録サービス(β)を開始 whois対策付きで年間12ドル
Googleが年間12ドルでプライベートレジストレーションや電話サポートも付くドメイン登録サービス「Google Domains」を招待制のβで開始した。「.みんな」や「.photograpy」など、新しいgTLDも利用できる。
米Googleは6月23日(現地時間)、ドメイン登録サービス「Google Domains」を開始したと発表した。まずは招待制βで、サービスのページから招待をリクエストできる。
同社は、「今や人々が企業の情報を得ようとしてまず探すのはWebサイトだが、驚いたことにスモールビジネスの55%はまだWebサイトを持っていない」とし、そうしたスモールビジネス(ショップやレストランなど、ローカルビジネスとも呼ばれるものを含む)をサポートする目的でGoogle Domainsを立ち上げたとしている。同社は最近、ローカルビジネス向けサービス「Google マイビジネス」を開始している。
Google Domainsではドメインの検索、売買が可能。 .com、.biz、.orgなどの他、gTLDの規制緩和後に承認された新gTLDも購入できる。ドメインの価格は年間12ドル(約1200円)で、プライベートレジストレーション(whoisで検索されても個人情報が表示されないようにするサービス)や、電話とメールでのサポートが無料で利用できる。100件のメールアドレス(support@ドメイン名、press@ドメイン名、など)、100件のサブドメインを作れる。DNSサーバはGoogleの自前のものを利用する。
Googleは「.みんな」や「.guru」などを含む大量のトップレベルドメイン(gTLD)を取得している。以下は2012年6月に同社が申請したgTLDのリストだ。
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