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レッドハット、Red Hat Enterprise Linux7を発表
複雑化したIT環境での効果的な管理、スケーラビリティへの対応能力などを向上させたRHEL7を発表した。
レッドハットは7月7日、Linuxディストリビューションの最新版「Red Hat Enterprise Linux 7(REHL7)」を発表した。物理/仮想/クラウドそれぞれの環境でLinuxコンテナによるアプリケーションの開発、配備、ポータビリティ、分離が実行できる。これらの操作は開発/テスト/本番いずれの環境でも利用できる。
また、XFSをデフォルトのファイルシステムとしており、500テラバイトまで拡張可能なファイルシステムの大幅な強化によってスケーラビリティへの対応能力も向上した。
さらに、WindowsドメインとREHLドメインが混在した環境において、Active Directoryユーザーがセキュアなアクセスを容易に実現するための連携機能も強化されている。
現在の大規模エンタープライズ向けデータセンターは、物理/仮想/クラウドそれぞれの環境の集合体となっているケースが多い。レッドハットでは、こうしたハイブリッドクラウド基盤を効率的に活用し、管理を一元化できるプラットフォームを提供するとしている。
この他に同製品では、プロセス、サービス、セキュリティ、リソースを中央集中的に管理するためのツールや、パフォーマンスプロファイル、チューニング、および測定機構などを提供し、複雑なシステムでの多様なユーザーニーズに応えている。また、運用面においても、OpenLMIによる統一化された管理ツールと業界標準の管理フレームワークや、アプリケーションの隔離とセキュリティ機能を強化させている。
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