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Facebook、MozillaのJPEG互換プロジェクトに6万ドル出資 採用も検討
MozillaがWeb画像の圧縮率向上を目的に進めるプロジェクト「mozjpeg」にFacebookが6万ドル出資し、「mozjpeg 2.0」のFacebook.comでのテストを開始した。
Mozillaは7月15日(現地時間)、3月に発表した新しいJPEGエンコーダープロジェクト「mozjpeg」のバージョン2.0をリリースしたと発表した。ソースコードはGitHubからダウンロードできる。
mozjpegは、Web高速化を目指すMozillaが、従来のJPEGとの互換性を保ちつつ、圧縮率を高めるために開発しているオープンソースのエンコーダー。長く使われているJPEGから互換性のない新しいフォーマットに移行するのは難しいと考え、JPEGの圧縮率を高める道を選んだという。
バージョン2.0は、ベースラインとプログレッシブのいずれのJPEGでもlibjpeg-turboよりも平均して5%ファイルサイズを削減できたとしている。
Mozillaはまた、米Facebookが自社サービス(facebook.com)でのmozjpeg 2.0のテストを開始し、mozjpegプロジェクトに6万ドル(約600万円)寄付したことも発表した。
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