UberがAPIを公開 サードパーティー製アプリからの配車要請が可能に
例えばUberのAPIを採用する予定表アプリでは、予定を入れる際にUberへのリクエストも同時に入力でき、目的地に時間通りに到着するタイミングでUberの車が迎えに来る。
米Uberは8月20日(現地時間)、サードパーティー製アプリに配車リクエストボタンを追加できる「Uber API」を公開した。
United AirlineやHyatt Hotels & Resortsなどのアプリが同日アップデートし、Uberボタンが追加された。
立ち上げ段階のパートナーは以下の11社。
例えばハイアットホテルやレストランレビュー/予約サービスのOpenTableのアプリでは、予約情報ページにUberボタンが付いた。ユーザーはアプリ内で予約したホテル/レストランまでのUberをリクエストできる。つまり、別途Uberアプリを立ち上げる必要も、行き先を指定する必要もないということだ。
スマートカレンダーアプリのTempoでは、予定入力時にUberのリクエストを入れておけば、目的地に時間通りに到着できるタイミングで指定したランクのUberが迎えにくる。
UberはアプリにUberボタンを追加する開発者向けにアフィリエイトプログラムを提供する。アプリユーザーはアプリからの最初のUberリクエストで30ドル分のUberクレジットをもらえる他、開発者はアプリ経由のUberリクエスト1件当たり5ドルのクレジットを獲得する。
Uberは5月に米Googleと提携し、Android版Google Mapsアプリに「Get an Uber」ボタンが追加されたが、これはタップすると端末内のUberアプリが起動するというものだった。
関連記事
- Uber、“タクシー業界との戦いに備え”オバマ大統領の元選挙参謀を採用
Uberが、各国でのタクシー業界との摩擦を選挙戦に例え、勝利のために2008年の大統領選でオバマ氏を当選させた選挙参謀、デビッド・プラフ氏をポリシーおよび戦略担当上級副社長に迎えたと発表した。 - スマホからハイヤー頼める「Uber」、一般タクシーにも対応 アジア初
スマホからハイヤー配車を頼めるアプリ「Uber」が一般タクシーにも対応。高級タクシーを頼めるサービスも始める。 - モバイル版Google Mapsが大幅アップデート 車線変更やUberアプリとの連係など
AndroidおよびiOS版Googleマップのアップデートで、ナビでの車線変更や別ルート表示、スポット検索のフィルター、Uberアプリとの連係機能などが追加される。 - スマホからハイヤー頼める「Uber」、国内向け正式サービス開始
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.