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拡張現実アプリのDaqri、業務用「スマートヘルメット」を発表
モバイル向けARアプリを手掛けるDaqriが、業務用HUD「Smart Helmet」を発表した。周囲の状況や物体を認識し、道案内や機器の取り扱い説明など、必要な情報を適宜バイザー部分に表示する。
iPhoneおよびAndroid向けAR(拡張現実)アプリを手掛ける米Daqriは9月6日(現地時間)、業務用ヘッドアップディスプレイ(HUD)「Smart Helmet」を発表した。
ヘルメットには複数のカメラやセンサーが搭載されており、ユーザーの周辺360度をトラッキングする。
これらのカメラやセンサーで収集するデータと同社が「Intellitrack」と名づけた追跡技術により、作業に必要な情報をバイザーの部分に表示する(Daqriはこうした現実世界(3D)にもう一層重ねるツールを「4D」と呼んでいる)。
例えば工場内の道案内や、複雑な機器の取り扱いマニュアルなどが表示される。紹介動画では、計測器を視野に入れると、正常数値範囲が表示され、その計測器の数値が正常かどうかを確認するシーンが紹介されている。
こうした業務用4D技術は、米GoogleもGoogle Glassの「Glass at Work」プロジェクトで取り組んでいる。
米Wall Street Journalによると、Smart HelmetのOSはAndroidで、Qualcommのプロセッサを2個搭載する。価格は数千ドルになるという。10月に発売する計画だ。
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