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脆弱性対策の“時短”をサポート、テナブルが検査ツールをバージョンアップ
脆弱性スキャンツール「Nessus」の最新版ではポリシーの自動更新などが可能になり、運用性の向上やリスクへの迅速な対応を支援する。
脆弱性管理ソリューションを手掛けるテナブル ネットワーク セキュリティは11月20日、脆弱性スキャンツールの最新版となる「Nessus 6.0」を発表した。脆弱性やマルウェア対策などにおける運用性の向上を支援する機能を搭載したという。
Nessusは、ネットワーク機器やシステム製品などの脆弱性をネットワーク経由で調べることができるツール。世界で2万5000社以上が導入しており、国内でも2400社あまりが利用しているという。
最新版ではPCI DSS(ペイメントカード業界のセキュリティ基準)などセキュリティ標準に基づく100種類以上のテンプレートやスキャン設定のためのテンプレートを提供する。また、テンプレートを自動更新する機能も提供。ユーザーは最新のテンプレートを利用しながら、自社のIT環境のセキュリティ状態を恒常的に把握できるようになる。
また、RESTful APIを介してモバイル端末/コンテンツ管理システムと連携し、企業が社員に配布したり、許可している私物のモバイル端末の脆弱性状況などを把握できる。脆弱性を抱えた古いモバイルOSのアップデートといった対応策をとりやすくなる。
脆弱性スキャンツール「Nessus」の最新版ではポリシーの自動更新などが可能になり、運用性の向上やリスクへの迅速な対応を支援する。
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