米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所(JPL)は1月22日(現地時間)、ローバー(火星探査機)の斥候用ヘリコプター「Mars Helicopter」を開発中であると発表した。
現在火星ではローバーによる探索・データ収集が続けられている。火星ヘリコプターはローバーより高い視野からの映像を地球に送り、ローバーが探索すべき目的地の設定を助ける。また、ローバーが行けないような谷の上空から映像を撮影できる。火星ヘリコプターはローバーの3倍の速さで進めるという。
サイズは、1枚のブレードの端から反対側のブレードの端までの長さが1.1メートルで重さは1キロ。ソーラーパネルで生成する電力で毎日2〜3分、距離にして約500メートル飛行できる見込み。
大気も重力も地球と大きく異なる火星で毎日飛行/着陸を繰り返せる火星ヘリコプターを目指し、現在プロトタイプを改良中だ。
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