SDN製品最新事情(1):SDN、ベアメタルスイッチ、そしてOpenStack:ホワイトペーパー
当初のブームは一段落したが、SDN(Software Defined Networking)製品は過去2年あまりにわたる動きを経て、実用期に入ってきた。その過程で見えてきた新たなトレンドの1つは、ベアメタルスイッチをめぐる動きだ。
スイッチを駆動するソフトウェアを別途調達することを前提として提供される、純粋にハードウェアのみのイーサネットスイッチは、「ベアメタルスイッチ」あるいは「ホワイトボックススイッチ」と呼ばれる。こうしたスイッチが、データセンター・ネットワーキングの世界で存在感を示すようになってきた。
米フェイスブックが主導するOCP(Open Compute Project)の活動にも後押しされ、ベアメタルスイッチというジャンルが確立し、これを前提としたSDN製品が広がりつつある。これは明らかに、SDNの初期のころにはなかった動きだ。
ベアメタルスイッチを前提としたデータセンターネットワーク製品のベンダーは、既存スイッチと比較した場合の、ハードウェア調達コストの低さを第1のユーザーメリットとしてアピールする。だが、低価格なスイッチを提供するだけではこれまでと変わらないし、差別化もできない。ベアメタルスイッチを活用しながら、価格だけにとどまらないメリットを提供しようとしたとき、SDN的な要素が大きく絡んでくる。
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