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“園児がタッチ”で親に登園通知 幼稚園がタブレットでIT化
園児が登降園時にiPadで時間を登録。園のスタッフはPCで記録を確認したらすぐ保護者にメールを送信――。小平市のなおび幼稚園併設の英会話スクールがタブレットを導入した。
園児が登降園時にiPadで時間を登録。園のスタッフはPCで記録を確認したらすぐ保護者にメールを送信――。小平市のなおび幼稚園併設の英会話スクールが、園児の登降園時間管理にiPadを導入した。
生徒は登降園時にiPad画面の「はじめる」「おわる」というそれぞれのアイコンにタッチし、事前に登録した暗証番号を入力する。これにより時間が登録され、スタッフはPCで記録を確認したらすぐ保護者にメールを送信する。
メール操作自体は手動で行っているが、2クリックでメールが送れることからスタッフの作業時間が短縮されたという。また、保護者も子どもの登降園時間をタイムリーに把握できるようになった。
導入以前は、紙の出欠簿にスタッフが登降園時間を記入し、生徒のデジタルデータと照合してからメーラーを起動してメールアドレスをコピー&ペーストし、メールを送信していた。この際、「メールの宛先違いによる送信ミス」「生徒名の記載ミス」などが課題となっていた。
システム開発には、カスタムデータベース作成ソフト「FileMaker Pro」とiOSアプリ「FileMaker Go」を活用している。
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