日本ヒューレット・パッカードは6月18日、「HP 3PAR StoreServ ストレージ」の新製品でオールフラッシュモデルの「HP 3PAR StoreServ 20850」およびコンバージドフラッシュモデルの「HP 3PAR StoreServ 20800」を発表した。同日から販売を開始する。
20850は、ミリ秒未満の低遅延で最大320万IOPS以上と毎秒75Gバイト以上のスループット性能を持ち、従来のハイエンドアレイに比べて設置スペースを85%縮小した。オールフラッシュストレージとしては、1Gバイトあたりの単価を、1万RPMのSAS HDDと同等の1ドル50セントにまで引き下げたとしている。
20800では利用可能容量を15ペタバイトまで拡張できるモデル。ハードウェア高速化による重複排除など、高い処理能力と拡張性が特徴だという。
また、アプリケーションサーバとストレージアレイ間でエンドツーエンドのデータの整合性を維持させる「HP 3PAR Persistent Checksum」や、バックアップ/リカバリの高速化などを実現したデータ保護管理の「HP StoreOnce RMC」などのソフトウェアや機能も提供する。
製品価格は、20850が6279万7000円から、20800が4442万7000円から。
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