米Googleは6月22日、Webブラウザ安定版「Chrome 43」のセキュリティアップデートをWindows、Mac、Linux向けに公開し、複数の深刻な脆弱性に対処した。
同社のブログによると、最新版の「Chrome 43.0.2357.130」では外部の研究者から情報が寄せられた4件の脆弱性などを修正した。このうち「WebUIにおけるスキーム検証エラー」「Blinkにおけるクロスオリジンバイパス」の2件は、危険度が上から2番目の「高」に指定されている。残る2件は「中」程度と評価された。
WebUIの脆弱性の発見者には5000ドルの賞金が贈られた。残る3件の賞金額は未定となっている。
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