デル・ソフトウェアは6月24日、IEEE 802.11acなどに対応した無線LANアクセスポイント「Dell SonicPointシリーズ」を発表した。スル―プットが最大1.3Gbpsの11acに対応した外部アンテナ型「SonicPoint ACe」、同内蔵アンテナ型の「SonicPoint ACi」、11nに対応した外部アンテナ型の「SonicPoint N2」の3モデルを展開する。
ACeとACiは、3X3 MIMOによる802.11n/acの2つの無線装置を備える。一方を5GHz帯、もう一方を2.4GHz帯に割り当てて運用することで、11nの既存ユーザーを含めて干渉が少ない安定性の高い無線接続環境を実現するという。PoE給電に対応(ACeはAC給電にも対応)するほか、筺体は難燃性の高いプレナムレートを採用した。
各アクセスポイント製品の制御や管理は、SonicWALLブランドのUTMアプライアンス(ファームウェアのSonicOS 5.9.1.0または6.2.2.0を適用済み製品)から行う。アプリケーション制御などができるUTMの次世代ファイアウォール機能を併用することで、無線接続における通信の安全性を高められる。
また、アクセスポイントの動作を妨害する攻撃や設定情報を盗むマルウェアの行動などを検知する「RF Threat Detection」機能や、アクセスポイントへの不正侵入を検知・遮断する「Advanced Wireless IDP」機能を搭載する。なお、RF Threat Detection機能利用時はクライアント接続ができないため、脅威検知専用のアクセスポイントを別途設置するか、検査で一定期間だけ有効にするなどの対応が必要になるという。
製品価格はオープンで、同社販売代理店から8月上旬までに発売される。
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