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シトリックス、XenApp 6.5のサポートを2017年まで延長 機能追加も
シトリックスがXenApp 6.5のサポート延長と新機能Feature Pack 3を発表。現ユーザーのニーズに応えつつ、新バージョンへの容易な移行を促す施策を用意する。
シトリックス・システムズ・ジャパンは6月30日、XenApp 6.5へ新機能を追加するFeature Pack 3および2017年12月までのサポート延長を発表。あわせて現最新版XenApp 7.6などへのスムーズな移行を支援するXenApp移行サービスの最新テックプレビューも公開した。
それぞれ、ユーザーのアプリケーション、OS、サーバのアップグレードプロジェクトの移行と合わせたいといったニーズに沿い、現バージョンを維持する必要があるユーザーに向けて展開。XenApp 6.5環境でも利用できる付加価値の提供を目的に、多くの新機能を追加したFeature Pack 3をリリースする。最新版への移行を見据えた運用と移行準備を容易にするため、XenApp 6.5と7.6は平行して展開できるようにした。
XenApp 6.5 Feature Pack 3の主な機能は以下の通り。
- StoreFront 3.0と新Receiver
- Provisioning Server 7.6によるストレージパフォーマンスの向上
- Directorによるヘルプデスク、モニタリング、トラブルシューティングの統合
- プロファイル管理の強化
- AppDNAの強化
- Microsoft Lyncの最適化
XenApp 6.5の延長サポート期間は以下の通り。対象はXenApp for Windows Server 6.5(for 2008 R2)利用のユーザー。
- 2017年12月31日:メンテナンス終了(EOM)
- 2018年6月30日:製品ライフ終了(EOL)
- 2020年1月14日:有償延長サポート終了(EOES)
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