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小規模企業に必要な会計業務、ワンストップで手軽に 「弥生会計 オンライン」
コンセプトは「かんたん、やさしい」。取引データの自動取込と仕訳に対応するほか、証憑類からの取引データ生成も自動で行える。
弥生は7月7日、小規模法人向けクラウド会計ソフト「弥生会計 オンライン」のサービスを開始すると発表した。同サービスは、会計ソフト分野のシェアでトップ(BCN調べ)の「弥生会計」を踏襲したクラウド型の会計ソフト。新規に開業したばかりの法人やこれまで会計ソフトを利用したことがない法人に最適化されており、取引入力から集計、決算まで、小規模法人に必要な会計業務を同サービス上で完結できる。
銀行明細やクレジットカードなどの取引データを自動で取り込み、仕訳する「YAYOI SMART CONNECT」に対応しており、全銀協規定フォーマットに加え、三井住友銀行、りそな銀行、横浜銀行の独自フォーマットのデータも取り込める。これにより銀行取引の仕訳が自動化され、業務の効率化が可能になる。また自動仕訳の学習機能で精度が向上していくため、使えば使うほど手間を軽減できる。
2015年12月からは、スキャナで読み取った証憑類をOCR処理して取引データを生成し、取引データを自動で仕訳データに変換する機能を提供。この機能を使うことで、証憑の整理・ファイリングから仕訳の入力までを自動化できるようになる。
サービスは3種から選べ、「無料体験プラン」は最大2カ月間、無料で全ての機能を利用できる。「セルフプラン」は年間2万6000円で全機能を利用でき、「ベーシックプラン」は年間3万円で全機能とサポート・相談サービスを利用できる。
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