NECは7月15日、サイバー攻撃の対応を学ぶ「実践!サイバーセキュリティ演習 - インシデントレスポンス編 -」を9月から提供すると発表した。演習は2日に及ぶ内容でセキュリティを担当する情報システム管理者やCSIRT担当者が対象。
演習プログラムは、同社が参加した2013〜2014年度の総務省の実証実験「実践的サイバー防御演習(CYDER)」でのノウハウをベースに構成したもので、実際の攻撃事例を反映させているという。2日間の演習ではインシデントハンドリングやツールの使い方、報告書の作成や発表、ディスカッションなどが行われ、サイバー攻撃時の対応方法を身に付けることができる。
初回は9月に東京・港区で開催する。参加費は1人あたり20万円。
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