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INTEROP TOKYO 2015リポート(2):無線LANが、企業内LANのSDN化を推進する:ホワイトペーパー
2015年6月に開催されたINTEROP TOKYO 2015で見られた一般企業の社内LANに関するトレンドの1つは、多くの企業にとって、無線LANが社内ネットワーク変革のきっかけになり得るという点だ。企業内ネットワークのSDN化は、データセンターやWANより遅いといわれてきたが、無線LANがきっかけとなって、この「常識」が再考を迫られる可能性が出てきた。
過去2、3年における企業LANに関する最大のトピックは、無線LAN市場の高い成長だ。調査会社IDCによると、世界の企業向け無線LAN市場は2013年に15%伸びた。2014年には成長が8.5%に鈍化したが、企業の社内において、PCなどの端末をLANケーブルに接続するケースは減ってきている。
無線LANが有線LANに代わり、企業の社内における標準的な端末接続手法になるということは、企業が自社のLAN全体を考え直すきっかけにもなる。その理由は次の点にある。
- 無線LANには、容易な統合管理のための仕組みがある
- 拠点ネットワークの遠隔管理が容易になる
- ユーザー中心のネットワークサービス提供の基盤になる
これらの特性を生かし、無線LANでは、社内LANにおけるエッジネットワーキングを変革できる。そしてこれを、社内LAN全体のSDN化に生かしていくことができる。
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