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スマートグラスでシステム保守を効率化、NTTデータが社内導入へ
現場担当者はハンズフリーでマニュアル確認などができ、メガネに搭載したカメラ映像でリモートから確認もできる。
NTTデータは8月31日、スマートグラス(メガネ型コンピュータ)を利用した「遠隔作業支援システム」を発表した。同社のITシステムの保守業務で導入するほか、2016年3月までに外部提供も始めるという。
新システムは、IT機器などの保守作業を行う現場担当者がディスプレイやカメラ、マイクなどを搭載するスマートグラスを装着し、離れた場所の確認担当者とスマートグラスで撮影した映像などを共有したり、報告や指示などのやり取りをしたりできるもの。作業品質を確保しながら効率化を図れるとしている。
例えば、作業中にマニュアルを確認する場合はいったん手を止めなくてはならないが、スマートグラスのディスプレイにマニュアルのデータを表示することで、作業の手を止める必要がなくなる。また、現場に出向かなくても作業状況を離れた場所から確認できるようになる。NTTデータ社内の検証でこうした効果が認められたことから、正式導入を決めたという。
今後は国内拠点での利用拡大や海外の拠点およびグループ会社での活用を検討していくほか、9月からビルや道路、ガス、電気といった設備の保守業務における活用での実証実験を他社に呼び掛け、2016年3月までに外部提供を始めたいとしている。同社はウェアラブル関連事業で2018年度までに累計50億円の売り上げを見込む。
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