KDDIは8月31日、法人向けクラウドサービスの新機能「オブジェクトストレージ」を9月7日から提供すると発表した。99.999999999999%のデータの堅牢性が特徴だとしている。
新機能は動画や写真、音楽を含む音声データ、バックアップデータなどの非構造化データを保存できるサービス。同社のネットワークサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch」および「KDDI Wide Area Virtual Switch 2」と接続して利用でき、閉域環境でデータを安全に転送、保存できる。利用料は1テラバイトあたり月額8000円。
サービス提供基盤には米Cleversafeのストレージを採用。データは国内3カ所のデーターセンターに分散保存するため、万一の災害などでもほぼ確実にデータを復元できるとしている。Cleversafeのストレージは同社の「auスマートパス」サービスの提供基盤として稼働中といい、新機能を日商エレクトロニクスなど数社が導入予定だという。
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