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Apple、iOS 9を公開、100件超の脆弱性に対処
iOS 9では100件を超す脆弱性が修正された。同時に「iTunes 12.3」「Xcode 7.0」「OS X Server v5.0.3」も公開されている。
米Appleは9月16日、「iOS 9」の配信開始に合わせてセキュリティ情報を公開した。同時に「iTunes 12.3」「Xcode 7.0」「OS X Server v5.0.3」もリリースされ、それぞれ深刻な脆弱性が多数修正されている。
iOS 9はiPhone 4s以降、iPad 2以降、iPod touch(第5世代)以降が対象となる。修正された脆弱性は計100件以上。CFNetworkやSSL/TLS関連、カーネル、Safari、WebKitの脆弱性などが多数を占め、任意のコードを実行できてしまう深刻な脆弱性も相当数含まれる。
iTunes 12.3ではWindows版に影響する脆弱性に対処した。iTunes Storeを閲覧中に中間者攻撃を仕掛けられ、任意のコード実行に利用される恐れのあるメモリ破損問題など、多数の問題が修正されている。iTunes 12.3はWindows 7以降に対応する。
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