米MicrosoftのWindowsに不審な更新プログラムが配信されているというユーザーからの報告が米国時間の9月30日に相次いで寄せられ、一時はMicrosoftのサーバが乗っ取られたのではないかとする説も飛び交った。
Microsoftのコミュニティフォーラムでは、ユーザーが同日未明の投稿で「『重要』指定のWindows 7の更新プログラムが表示された」と報告。同じ現象が起きていると伝える投稿が相次いだ。
リダイレクト先のURLやリリース日などに不審な点があったことから、「MSサーバが乗っ取られたのか?」「何か怪しい」などのコメントも書き込まれた。
しかしメディア各社の報道によると、Microsoftはこの問題が同社の手違いだったことを認めた。同社広報は「誤ってテストアップデートを公開してしまい、削除に当たっている」とコメントしたが、それ以上詳しい説明は避けているという。
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