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Adobe、Flash Playerで脆弱性17件を修正
特にWindowsとMac版では差し迫った危険があるとされ、直ちにFlash Playerを最新版に更新する必要がある。
米Adobe Systemsは11月10日(米国時間)、Flash Playerのセキュリティアップデートを公開して多数の深刻な脆弱性を修正した。
同社のセキュリティ情報によると、今回のアップデートでは17件の脆弱性に対処した。悪用された場合、攻撃者にコードを実行され、システムを制御される恐れもある。特にWindowsとMac版では差し迫った危険があるとされ、直ちに最新版に更新するよう促している。
脆弱性を修正した最新版のFlash Playerは、バージョン19.0.0.245(WindowsとMac向け)、18.0.0.261(WindowsとMac向けの延長サポート版)、11.2.202.548(Linux向け)となる。AIRはバージョン19.0.0.241がWindows、Mac、Android、iOS向けに公開された。
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