米Amazon.comでパスワードの盗難などによる不正なログインを防ぐため、2段階認証が利用できるようになった。現時点で日本のAmazonにはまだ導入されていない模様。
米Amazonの通販サイトでは、Help & Customer Serviceのアカウント管理画面「Managing Your Account」から「Account Settings」を選択すると、「Two-Step Verification」の項目が表示される。
この設定を有効にすると、ログオンの際にパスワードに加えてセキュリティコードの入力を求められる。カスタマーサービスを利用する場合もこのセキュリティコードが必要になる。
セキュリティコードはSMSや音声通話で受信する方法や、認証アプリを使って生成する方法が選択できる。普段使うコンピューターや端末の場合は、ログオンするたびにセキュリティコードを入力しなくても済むように設定することも可能。
2段階認証は、ユーザーのパスワードやクレジットカード番号が流出したり、パスワードの使い回しなどが原因でアカウントを乗っ取られたりする事件が頻発していることを受け、導入が広がっている。
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