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インテル、エンドポイントセキュリティの最新版発売
「McAfee Endpoint Security 10.1」ではリアルタイムに脅威情報を共有する新アーキテクチャに対応した。
インテル セキュリティは1月12日、企業向けエンドポイントセキュリティ製品の最新版「McAfee Endpoint Security 10.1」を発売した。各種セキュリティ機能を統合しつつ、パフォーマンスが向上している。
最新版はこれまで個別に提供していたマルウェア対策、脆弱性対策、Webセキュリティ、ファイアウォールなどのセキュリティ機能を統合すると同時に、製品のエンジン部を再設計してスキャンの高速化と定義ファイルサイズやCPU負荷の低減化を図った。
また、脅威情報をリアルタイムに共有するアーキテクチャ「McAfee Data Exchange Layer」に対応する。同社がグローバルで収集する脅威情報や社内環境で見つかった脅威に関する情報を利用して、エンドポイントのシステムを最新の脅威から迅速に保護できるようになった。これによって脅威対応に必要な「防御」「検知」「復旧」のライフサイクルを実現できるとしている。
統合セキュリティ管理ツールとの連携では「ePolicy Orchestrator(ePo)」とePoのクラウド版に対応。大規模環境から小規模環境までユーザーの利用環境に合せた管理形態を選択できる。
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