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Apple、iOSとOS X、Safariの更新版を公開
「OS X El Capitan 10.11.3」と「セキュリティアップデート2016-001」、「iOS 9.2.1」、「Safari 9.0.3」が公開され、多数の深刻な脆弱性が修正された。
米Appleは1月19日、iOSとOS X、Safariの深刻な脆弱性を修正するセキュリティアップデートをそれぞれ公開した。
このうちEl Capitanの更新版となる「OS X 10.11.3」と、OS X Mavericks(10.9.5)およびYosemite(10.10.5)を対象とする「セキュリティアップデート2016-001」では、計9件の脆弱性を修正した。悪用されると任意のコードを実行される恐れのある危険な脆弱性が多数を占めている。
OS Xについては、マルウェア対策機能「Gatekeeper」が迂回される脆弱性が存在するとセキュリティ研究者が発表していたが、この脆弱性について今回のAppleのセキュリティ情報では言及していない。
iPhoneやiPad向けの「iOS 9.2.1」ではWebKitやカーネルなどに存在する13件の深刻な脆弱性に対処した。iPhone 4s以降、iPod touch(第5世代)以降、iPad 2以降が対象となる。
Webブラウザ更新版の「Safari 9.0.3」は、OS X MavericksとYosemite、El Capitanが対象。iOSと共通するWebKitおよびWebKit CSSの脆弱性6件を修正している。
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