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HPE、第9世代ProLiantサーバに新モデル 停電時のデータ保護を強化
「HPE ProLiant Gen9」の新モデルで不揮発性メモリのNVDIMMを初めてサポートした。
日本ヒューレット・パッカード(HPE)は4月27日、第9世代のx86サーバ「HPE ProLiant Gen9」(Gen9)シリーズの新製品20モデルを発売した。
Gen9では不揮発性メモリのNVDIMMを業界で初めてサポートした。NVDIMMは業界標準のNVDIMM-N技術をベースに規格制定団体の協力で設計。停電時にもデータを保持できるため、バックアップ電源からの給電によってデータを失うことなく、DRAMからフラッシュデバイスへデータを移行できるとしている。
このほか、Gen9ではインテル Xeon E5-2600 v4プロセッサの採用により、性能を最大25%向上させた。メモリには8Gバイト容量から利用可能な「HPE DDR4 2400 MHzメモリ」を搭載し、近日中に128Gバイトの「HPE 128GB LRDIMM」を追加する。
また、最大容量2テラバイトのSSD「HPE NVMe SSD」や認証・暗号化のセキュリティチップTrusted Platform Module(TPM) 2.0にも対応する。価格はエントリー向けの1Uラックマウントモデル「DL60 Gen9」が23万円から。
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