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ザッカーバーグ氏のSNSアカウントに不正侵入、LinkedInのパスワード流出に関連か
ザッカーバーグ氏のTwitterやPinterestのアカウントが何者かに侵入され、不正な投稿を掲載される被害に遭った。
米Facebookのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が使っていたTwitterなどのパスワードが何者かに盗まれ、アカウントが荒らされる事件が起きた。メディア各社が6月5日に伝えた。
報道によると「OurMine Team」を名乗る集団がTwitterで、ザッカーバーグ氏のTwitterやPinterest、Facebook傘下のInstagramのアカウントに侵入したと公言した。LinkedInから流出したユーザーの個人情報の中に、ザッカーバーグ氏のパスワードがあったとしている。
ザッカーバーグ氏のTwitterのアカウント(@finkd)とPinterestのアカウント(zuck)には、相次いで不正な投稿が掲載された。同氏が使っていたとされる安易なパスワードをあざけるような内容もあった。Twitterで被害に遭ったのはザッカーバーグ氏が2012年1月以来、使っていなかったアカウントだった。
いずれも不正な投稿は既に削除されている。OurMine TeamのTwitterアカウントも凍結された。
一方、FacebookはVentureBeatの取材に対し、Instagramのアカウントは被害に遭っていないことを確認。「影響を受けたアカウントはセキュリティを確保した」と説明しているという。
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