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Flash Playerに深刻な脆弱性が多数、Acrobat/Readerの更新版も公開
Flash PlayerやAcrobat/Readerの深刻な脆弱性を修正するセキュリティアップデートが公開された。
米Adobe Systemsは7月12日、Flash PlayerやAcrobat/Readerの深刻な脆弱性を修正するセキュリティアップデートを公開した。
Flash Playerは、デスクトップ版の22.0.0.192までのバージョンに存在する計52件の脆弱性が修正された。悪用された場合、攻撃コードを実行されてシステムを制御される可能性がある。
脆弱性を修正したFlash Playerの更新版は、デスクトップ版がバージョン22.0.0.209(WindowsとMac向け)、延長サポート版が同18.0.0.366、Linux向けが11.2.202.632となる。特にWindowsとMacでは優先度「1」に指定され、直ちに最新バージョンに更新する必要がある。
一方、Acrobat/Readerは、更新版となるAcrobat DC/Acrobat Reader DC 15.017.20050(連続トラック)と15.017.20050(クラシックトラック)、およびデスクトップ向けのAcrobat XI/Reader XI 11.0.17が公開され、計30件の脆弱性が修正された。
こちらも悪用によってシステムを制御される恐れがあり、緊急度は最も高い「クリティカル」に指定。優先度は「2」に分類され、30日以内をめどに更新するよう呼び掛けている。
他にもAdobe XMP Toolkit for Javaの情報流出の脆弱性を修正するセキュリティアップデートが公開された。
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