トレンドマイクロは7月19日、セキュリティインシデント(事故)発生時にどう対応すればよいかを疑似体験できる「インシデント対応ボードゲーム」を無償公開した。企業や組織でのセキュリティ訓練に活用できるとしている。
同ゲームは、プレーヤー(4〜6人)が架空の組織でインシデント対応に関係するメンバーとなり、1ラウンド40分(全2ラウンド)の中で発生するさまざまなインシデントに対して、それぞれの立場や視点から対応方針を議論し、決定していく。実際のインシデント対応に必要な考え方や意識、行動などを学べるだけでなく、自社のセキュリティ課題の把握などにも役立つという。
ゲームは同社サイトからデータをダウンロードし、印刷して利用できる。
関連記事
- 標的型攻撃体験ゲーム、トレンドマイクロが無償公開
攻撃発生時の対応方法をオンラインゲームで体験できる。 - インシデント対応の達人が語ったCSIRTブームに沸く日本企業への至言
セキュリティインシデントへ組織的に対応すべくCSIRT構築に取り組む企業が増えているが、その道のりは平たんではないようだ。JPCERT/CC、日本シーサート協議会、ANAグループ、ラックのエキスパートによる議論が行われた。 - 第9回 「進撃の巨人」で知るインシデント対応 CSIRTとSOCの本質とは?
「進撃の巨人」の世界では巨人の脅威に備える3種類の兵団がいる。現実世界でサイバー攻撃に立ち向かい、孤立無援のセキュリティから脱却するために欠かせないCSIRTやSOCとはどのような存在なのだろうか? - 自前でのインシデント対応は困難、企業間で広がるセキュリティ連携の動き
セキュリティの脅威へ企業が単独で対応するのはもはや不可能と言われ、企業の枠を超えてセキュリティ対策で連携する動きが広がり始めた。企業間で連携する意義やポイントは何か――。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.