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9800万ユーザーの情報流出発覚、今度はロシアで
ロシアの大手ポータルサイト「Rambler.ru」が2012年2月にハッキングされ、9800万人以上のユーザーの情報が流出していたことが分かった。
大規模情報流出に関する情報提供サイト「LeakedSource」は9月6日、「ロシアのYahoo」と呼ばれる大手ポータルサイトから2012年に9800万人以上のユーザーの情報が流出していたことが分かったと伝えた。
それによると、被害に遭ったのはロシアの大手サイト「Rambler.ru」で、2012年2月にハッキングされ、ユーザー名とメールアドレス、パスワード、インスタントメッセンジャー「ICQ」の番号などが流出した。
LeakedSourceはこの情報を入手してデータベースに追加し、自分のアドレスやユーザー名が含まれていないかどうかユーザーが検索できるようにしている。
Rambler.ruのパスワードは暗号化やハッシュ化などの対策が施されず、平文のまま保存されていたという。
2012年にはLinkedInやMySpace、Dropboxといった米大手からの大規模情報流出も発覚していた。
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