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Adobe Flash Playerのアップデート公開、脆弱性多数で早急に更新を
併せてAdobe Digital Editionsと、Adobe AIR SDK & Compilerの脆弱性に対処するセキュリティアップデートもそれぞれ公開された。
米Adobe Systemsは9月13日、Flash Playerの更新版をWindows、Mac、Linux、ChromeOS向けに公開し、多数の深刻な脆弱性を修正した。併せてAdobe Digital Editionsと、Adobe AIR SDK & Compilerの脆弱性に対処するセキュリティアップデートもそれぞれ公開された。
Adobeのセキュリティ情報によると、Flash Playerはデスクトップ版の22.0.0.211までのバージョンに計29件の脆弱性が確認された。悪用された場合、任意のコードを実行されてシステムを制御される恐れがある。
脆弱性を修正した最新版は、WindowsとMac向けがバージョン23.0.0.162、延長サポート版が同18.0.0.375、Linux向けが11.2.202.635となる。特にWindowsとMacでは優先度「1」に指定され、最優先でFlash Player更新する必要がある。
一方、Adobe Digital EditionsのセキュリティアップデートはWindows、Mac、iOS、Android向けに公開され、複数の深刻な脆弱性を修正した。
Adobe AIR SDK & CompilerのセキュリティアップデートはWindowsとMacを対象として、Android向けAIRアプリケーションのランタイム分析におけるセキュア伝送のサポートを追加している。
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攻撃に利用された場合、root権限で任意のコードを実行され、サーバを制御される可能性が指摘されている。
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