米Intel Security(McAfee)は、インターネット検索でマルウェアに感染してしまう危険性が高い有名人トップ10を発表した。有名人の名前で検索した結果に危険サイトが含まれる割合などを分析したもので、今回は10回目になる。
それによれば、今回のトップはコメディアン兼女優のエイミー・シューマーだった。2位は僅差でジャスティン・ビーバーが続き、以下は人気司会者のカーソン・デイリー、俳優のウィル・スミス、歌手のリアーナらだった。
エイミー・シューマーは作家やプロデューサーとしても多方面で活躍。「Amy Schumer」で検索すると約16%の割合で悪質サイトに誘導されてしまう(ジャスティン・ビーバーは約15%)が、「Torrent」のキーワードで一緒に検索すると割合は約33%になり、2倍近くも上昇してしまう。
これについて同社は「テレビ離れの傾向を明確に表している」と指摘。視聴者がファイル共有やP2Pのサービスで有名人を検索するようになり、サイバー犯罪者もこの動きに合わせてマルウェア感染攻撃の狙いを選んでいるという。
順位 | 有名人 | リスクの割合 |
---|---|---|
1 | エイミー・シューマー(Amy Schumer) | 16.11% |
2 | ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber) | 15.00% |
3 | カーソン・デイリー(Carson Daly) | 13.44% |
4 | ウィル・スミス(Will Smith) | 13.44% |
5 | リアーナ(Rihanna) | 13.33% |
6 | マイリー・サイラス(Miley Cyrus) | 12.67% |
7 | クリス・ハードウィック(Chris Hardwick) | 12.56% |
8 | ダニエル・トッシュ(Daniel Tosh) | 11.56% |
9 | セレーナ・ゴメス(Selena Gomez) | 11.11% |
10 | ケシャ(Kesha) | 11.11% |
関連記事
- ネット検索で危険なセレブ、2014年首位はジミー・キンメル
米国で最も検索されているのはミュージシャンとコメディアンが多く、検索結果から悪質サイトに誘導される危険性が高い。 - マカフィー、ネット上で危険なスーパーヒーローを発表
悪者をやっつけてくれるはずが、逆にウイルス感染などの危険をもたらすのはだれ? - 検索で危険な「サッカー選手」ランキング、日本代表は下位に
マカフィーはインターネット検索でマルウェア感染サイトに誘導されやすいなど、サッカー選手検索での危険度ランキングを発表した。 - ネット検索で危険なセレブ、2013年はリリー・コリンズがトップに
McAfeeは毎年恒例となっている「ネット検索で危険なセレブ」のランキングを発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.