日本テラデータは11月24日、オープンソースに特化したビッグデータのコンサルティングサービス「Think Big Velocity」を発表した。米Teradataが2014年に買収したThink Bigのサービスを国内で提供する。
新サービスは、「アーキテクチャおよびロードマップ」「データサイエンス」「アナリティクス・ソリューション」「データレイク」「トレーニング」「マネージド・サービス」の5つの領域をカバーする。事業要件や戦略に適したユースケースをもとに、商用ソフトも利用したアーキテクチャの構築が可能という。データ分析に関する取り組み状況の評価や概念実証モデルの作成、Think Bigの分析モデルの実装なども行う。
また、データエンジニアが環境変化へ柔軟に対応できるための分析基盤の最適化や構築を支援するほか、「データレイク」(非構造化データなど多種多様な形式のデータを蓄積する仕組み)の設計や開発、運用も支援する。トレーニングではオープンソースに関する同社パートナー企業の技術やビッグデータの基礎などを習得する複数のコースを設ける。
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