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macOS SierraやSafari、Windows向けiCloudとiTunesの更新版公開 深刻な脆弱性が多数
「macOS Sierra 10.12.2」「Safari 10.0.2」、Windows向けの「iCloud for Windows 6.1」「iTunes 12.5.4 for Windows」では深刻な脆弱性が多数修正された。
米Appleは12月13日に公開した「macOS Sierra 10.12.2」で、深刻な脆弱性を多数修正したことを明らかにした。また、Mac向けWebブラウザ更新版の「Safari 10.0.2」や、Windows向けの「iCloud for Windows 6.1」「iTunes 12.5.4 for Windows」でも多数の脆弱性に対処している。
Appleのセキュリティ情報によれば、macOS Sierra 10.12.2では計72件の脆弱性が修正された。任意のコード実行に利用される恐れのある深刻な脆弱性も多数含まれる。PHPやcurlは更新版を盛り込んだほか、OpenSSLなどの脆弱性にも対処した。
Safari 10.0.2はOS X Yosemite(10.10.5)、OS X El Capitan(10.11.6)およびmacOS Sierra 10.12.2が対象。WebKitに存在する多数の脆弱性が修正されている。
iCloud for Windows 6.1とiTunes 12.5.4 for WindowsはWindows 7以降に対応する。こちらも主にWebKitの脆弱性に対応するもので、任意のコード実行につながる深刻な内容が大半を占めている。
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