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電子部品製造業のファインネクス、「SAP ERP」で予実管理を精緻化
電子部品の製造で知られるファインネクスが、4月からERPの導入プロジェクトを開始。海外展開に伴う課題解決を目指す。
電子部品の製造で知られるファインネクスが、2017年4月からERPの導入プロジェクトを開始した。
富山県を拠点とするファインネクスは、1969年3月に創業。近年、ベトナムやシンガポールなどの海外に生産拠点を展開するのに伴い、標準原価の把握や生産計画の精緻化を必要としていた。
今回、業務改革プロジェクトの1つとして、これまでのクラッチ開発の基幹システムと表計算ソフトで管理していたシステムを全面刷新し、SAP ERPを導入。製造業への導入ノウハウが蓄積されていることや、一気通貫でモノとコストの管理ができることが採用の決め手になったという
新システムの構築はアイ・ピー・エスが担当し、2018年4月中の本格稼働を目指している。
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