米Oracleの四半期パッチ公開、データベースやJavaの極めて深刻な脆弱性に対処
Fusion MiddlewareのWebLogic Serverには、危険度が最も高い脆弱性が存在するほか、データベースやJava SEでも極めて深刻な脆弱性が修正された。
米Oracleは7月18日、四半期に1度のCritical Patch Update(CPU)を公開し、データベースやJava SEなど多数の製品に存在する計308件の脆弱(ぜいじゃく)性に対処した。
CPUの対象となるのは、Database、Fusion Middleware、Enterprise Manager、E-Business Suite、各種業界向けアプリケーション、PeopleSoft、Siebel、Java SE、Sun Systems Products、Linux and Virtualization、MySQL Product Suiteなどの製品。
中でもFusion MiddlewareのWebLogic Serverには、危険度が共通脆弱性評価システム(CVSS)の評価で最も高い「10.0」に分類された脆弱性が存在する。Fusion Middlewareでは他にも複数の製品で危険度の高い脆弱性が修正されている。
また、Database ServerやCommunications Application、Hospitality Application、Retail Application、Sun Systems Products Suiteなどの製品に存在する脆弱性も、CVSSで9.8〜9.9と評価され、極めて危険度が高い。
Java SEは、Java SE 8 Update 131(8u131)までのバージョンに存在する32件の脆弱性に対処した。危険度は最も高いもので「9.6」。これらの脆弱性を修正した最新版の「Java SE 8 Update 141」(JDK 8u141)が、同日公開された。
次回のCPUは10月17日に公開予定。
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