ニュース
「しまった、間違えて社長にメール送っちまった……」:クイズ! セキュリティ「20の事例」(6)(2/2 ページ)
セキュリティの基礎をゆるーいクイズでおさらいする週末連載。何かとやらかしがちな会社員「茂礼手(もれて)課長」の“ITやらかし”をクイズ形式で出題していきます。今回はメールのお話。宛先の入力を補助してくれる「オートコンプリート機能」って使ってます?
正解:1.送信前に確認した方がよい
メールの宛先を間違えたために、うっかり機密情報を流出させてしまう可能性があります。
ミニ解説:メールの宛先は目視で確認を
企業の情報漏えいに多いのが、メールの宛先間違いによる誤送信で、重要な情報やファイルを誤って送ってしまったという事例です。
重要な情報を外部に送ってしまうと、会社に大きな損害が及ぶことになりますし、場合によっては、送信者に法律違反の責任が問われる可能性もあります。たとえ、内輪のメンバー宛てのメールであっても、メール送信前に宛先を確認するのは最低限のマナーです。
メール送信時には、入力内容を補完してくれるオートコンプリート機能を過信せず、宛先が間違っていないか目視で確認することや、複数の人に一斉同報する際に、面識のない人のメールアドレスが知られることを防ぐよう、宛先をBcc(ブラインド・カーボンコビー)に設定することなどに十分注意しましょう。
この連載は?
MOTEXが作成したセキュリティブック『セキュリティ 7つの習慣・20の事例』から20の事例Q&Aを抜粋。若者からベテランまで、セキュリティの基礎をゆるーいクイズで振り返りましょう。新入社員の教育にも使えるかも? 皆さんなら、もちろん「全問正解」……ですよね?
- 『セキュリティ 7つの習慣・20の事例』、無料のPDFはこちらからダウンロード
関連記事
- Webブラウザの自動入力機能、個人情報盗むフィッシング詐欺に悪用の恐れ
名前など一部の情報を入力しただけで、ユーザーが知らないうちに住所や電話番号、会社名といった情報まで送信してしまう恐れがある。 - Gmailの宛先オートコンプリートのバグで誤送信が多発
Gmailの宛先オートコンプリートにバグがあり、このバグの影響を受けた一部のユーザーがうっかり間違った宛先にメールを送信してしまう事故が多発している。Googleは問題を特定しており、現在バグを修正中だ。【UPDATE】27日に修正が完了した。 - 接客・営業職、7割強がプライベートなSNSアカウントを「顧客に聞かれて教えたことがある」
ワークスモバイルジャパンが、「接客・営業職におけるプライベートSNSアカウントの業務利用実態調査」の結果を発表。ビジネスシーンでも、「LINE」などのプライベートなSNSアカウントがコミュニケーションに利用されている実態が改めて明らかになった。 - 新人必見! 知ってる人もあらためておさらい! 情報セキュリティについて知っておきたいこと(その3)
企業や組織に所属するようになった人は、あらためて自分のセキュリティ意識が間違っていないか、確認をしてもらいたい。個人レベルでも、ちゃんと備えておかなくてはいけないことがいろいろある。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.