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「動画再生には専用アプリ? ひとまず入れとくか……」:クイズ! セキュリティ「20の事例」(16)(2/2 ページ)
セキュリティの基礎をゆるーいクイズでおさらいする週末連載。何かとやらかしがちな会社員「茂礼手(もれて)課長」の“ITやらかし”をクイズ形式で出題していきます。今回は、実は怪しいかもしれないスマホアプリのお話です。
正解:2.問題がある
スマホがウイルスに感染し、ネットバンキングの認証情報を盗み出される可能性があります。
ミニ解説:不正アプリによるウイルス感染に注意
インターネットバンキングの不正送金事件が多発しています。警察庁が発表した2015年の不正送金の被害額は30億円を超え、過去最悪となりました。
不正送金事件の手ロには大きく「フィッシング」「ウイルス感染」の2つがあり、特に、ウイルス感染の場合、PCやスマホを攻撃者の意のままに操られ、別のロ座に預金を不正に送金されてしまう可能性があります。
最近では、スマホ向けのウイルスも増えており、その多くは動画再生などに必要なアプリに見せ掛け、ユーザーにインストールさせるように仕向けます。
ウイルス感染を防ぐには、PCやスマホのOSを最新の状態にアップデートすることや、特にスマホアプリは必ず公式マーケットから入手し、「提供元不明」のアプリはインストールしないようにすることが大切です。
この連載は?
MOTEXが作成したセキュリティブック『セキュリティ 7つの習慣・20の事例』から20の事例Q&Aを抜粋。若者からベテランまで、セキュリティの基礎をゆるーいクイズで振り返りましょう。新入社員の教育にも使えるかも? 皆さんなら、もちろん「全問正解」……ですよね?
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