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「WPA2」の脆弱性、メーカー各社が対応表明 MicrosoftとLinuxは対応済み
Microsoftは10月10日に公開した月例セキュリティ更新プログラムで対応済み。特に深刻な影響が指摘されるAndroidは数週間以内に対応予定だという。
Wi-Fiで使われている暗号化技術「WPA2」(Wi-Fi Protected Access II)に脆弱性が報告された問題で、メーカー各社がパッチ公開などの対応を表明している。
米Microsoftは10月10日に公開した月例セキュリティ更新プログラムで、Windowsに存在していたWPA2の脆弱性に対処していたことを明らかにした。この脆弱性に関する詳しい情報を16日付で公開している。
特に深刻な影響が指摘されているAndroidについては、米メディアThe Vergeの報道によれば、Googleが「数週間以内に」パッチを公開すると説明した。Google端末のPixelについては、11月6日の月例パッチで対応する予定だという。
一方、AppleInsiderによると、AppleはmacOS、iOS、tvOS、およびwatchOSのβ版で、既にWPA2の脆弱性を修正済みだと説明している。
LinuxはUbuntuやOpenBSDなどのディストリビューションがパッチを公開済み。ルータはNetgearなどのメーカーがパッチを公開している。
Ciscoは複数の製品が影響を受けることが分かり、確認が済み次第、ソフトウェアアップデートで対処すると表明した。
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