ニュース
「Chrome 64」安定版のアップデート公開、迷惑広告ブロックもスタート
ポップアップ広告や音声付きの動画を自動再生する広告など、ユーザーに不快感を与える広告はChromeで表示されなくなる。
米Googleは2月13日、デスクトップ向けWebブラウザ「Chrome 64」安定版のアップデートを公開した。今後数日から数週間かけて、MacとLinux、Windows向けに配信する。
Googleによると、今回のアップデートではJavaScriptエンジンのV8に存在していた1件の脆弱性に対処した。危険度は同社の4段階評価で上から2番目に高い「高」に分類している。
この問題を修正したChromeの最新版は、MacとLinux向けがバージョン64.0.3282.167、Windows向けが同64.0.3282.167/168となる。
これとは別にGoogleは、2017年6月の予告に従って、2018年2月15日から、Chromeで迷惑な広告のブロックを開始すると表明した。同社が定める広告基準の「Better Ads Standards」に従って、ポップアップ広告や、音声付きの動画を自動再生する広告、カウントダウン広告など、ユーザーに不快感を与える広告はChromeで表示されなくなる。
ブロックされた広告についてはユーザーに通知し、「allow ads on this site」(この広告を許可する)の設定も選択できるようにする。
関連記事
- 「Google Chrome 64」が安定版に サイトごとの音声ミュート機能や53件の脆弱性修正
GoogleがWebブラウザ「Chrome 64」の安定版を公開した。バージョン64で見送られてたWebサイトごとの音声ミュート機能やリダイレクトブロック機能が追加され、危険度「高」3件を含む53件の脆弱性を修正した。 - Google、Chromeブラウザでの劣悪広告ブロック開始、仕組みを説明
Chromeブラウザでの劣悪広告ブロックがバージョン64へのアップデートでスタートした。「Better Ads Standard」を満たさない広告を掲載するWebサイトには改善通告し、30日以内に改善しないと、そのサイトのすべての広告をブロックする。 - GoogleのChromeブラウザ、2月15日から劣悪広告自動ブロック開始
Googleが6月に予告していたChromeブラウザでの劣悪広告ブロック実施は2018年2月15日からになった。 - Chromeブラウザ、迷惑なリダイレクト広告ブロック機能をバージョン64で追加へ
Googleが、ページ閲覧中に急に表示される迷惑なリダイレクト広告をブロックする機能をChromeブラウザのバージョン64に追加すると発表した。 - Google、Chromeブラウザに劣悪広告ブロック機能を追加へ
Googleが、不快な広告を非表示にする機能をChromeブラウザに2018年初旬にも追加すると発表した。Facebookなどと共に設立した「The Coalition for Better Ads」が策定する基準に届かない広告は表示されなくなる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.