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Microsoft、7月の月例セキュリティ更新プログラムを公開

WebブラウザのMicrosoft EdgeやスクリプティングエンジンのChakraには、リモートで任意のコードを実行される恐れのある深刻な脆弱性が多数存在している。

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 米Microsoftは2018年7月10日(日本時間11日)、7月の月例セキュリティ更新プログラムを公開した。Microsoft EdgeやInternet Explorer(IE)、ChakraCoreなどに存在する深刻な脆弱(ぜいじゃく)性に対処している。

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2018年7月のセキュリティ更新プログラム(Microsoft セキュリティ テックセンター)

 Microsoftによると、今回のセキュリティ更新プログラムはEdgeやIE、Windows、Office、Chakraの他にも、NET FrameworkやASP.NETなどの開発ツール、ビジネス向けSkypeなどの製品が対象となる。Adobe Systemsが同日公開したAdobe Flash Playerの更新版も併せて配信された。

 米セキュリティ機関SANS Internet Storm Centerによると、更新プログラムはFlash Playerを除くと計53件あり、このうち17件がMicrosoftの4段階評価で深刻度が最も高い「緊急」に分類されている。

 中でもEdgeやスクリプティングエンジンのChakraには、リモートで任意のコードを実行される恐れのある深刻な脆弱性が多数存在している。

 脆弱性のうち、Edgeのスプーフィングの脆弱性やWindowsの権限昇格の脆弱性など3件(いずれも深刻度「重要」)は、事前に情報が公開されていたが、現時点で悪用は確認されていないという。

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