ニュース
「Google Chrome 70」安定版のアップデート公開、セキュリティ問題に対処
「Chrome 70.0.3538.110」がWindowsとMac、LinuxおよびChrome OS向けに公開された。
米Googleは11月19日、Webブラウザ「Chrome 70」安定版のセキュリティ問題を修正するアップデートをWindowsとMac、LinuxおよびChrome OS向けに公開した。
Googleのセキュリティ情報によると、最新版となる「Chrome 70.0.3538.110」では、GPUに存在する解放後使用の脆弱性に対処した。危険度はGoogleの4段階評価で上から2番目に高い「高」に分類されている。このレベルの脆弱性を悪用された場合、サンドボックスの範囲内で任意のコードを実行されるなどの恐れがある。
アップデートは数日から数週間かけて配信が予定されている。
関連記事
- 「Chrome 70」安定版、ログイン必須解除などの新機能
GoogleのWebブラウザ「Chrome」がバージョン70になり、バージョン69で追加されて不評だったGoogleサービスへのログインとChromeへのログインの自動連携の解除や、HTTPページへの個人情報入力への警告機能追加などが行われた。 - 「Chrome 71」、料金に関する説明が不明瞭なWebページに警告 予想外の請求を防止へ
料金に関する説明が不明瞭なWebページで携帯電話番号を入力してしまい、予想外の料金を請求される被害を防止する。 - Google、「Chrome 71」から有害広告に対する対策を強化
12月にリリース予定の「Chrome 71」からは、不正行為が執拗に行われている少数のWebサイトで、全ての広告を削除する。 - 不正な拡張機能が相次ぐChrome、Googleが防止対策を強化へ
不正が相次ぐ事態に対応して、ユーザーによるコントロールの強化や、難読化されたコードのある拡張機能の締め出しを目指す。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.