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JA向けの受注業務RPAソリューション、農業生産資材の受注入力を自動化 NTTドコモから
NTTドコモは、全国の農業協同組合(JA)を対象に、農家からの農業生産資材の受注業務を効率化するRPAソリューションの提供を開始する。手書きの注文書を読み取るOCRとNTTグループのRPA「WinActor」を組み合わせた。実証実験では、作業時間を約80%削減できたという。
NTTドコモは2019年3月15日、全国の農業協同組合(JA)向けに、農家からの農業生産資材の受注入力処理を自動化するRPA(Robotic Process Automation)ソリューションの提供を2019年4月1日から開始すると発表した。
同ソリューションは、Windows PC上の定型業務を自動化するRPA「WinActor」と、手書き文字をデータ化するOCRを組み合わせて実現。農家からの肥料や農薬、農機などの生産資材の手書き注文書をOCRで読み取ってデジタルデータ化し、従来はオペレーターが行っていた受注入力作業をRPAで自動化する。
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