ニュース
キャッシュレスで診療、会計待ち不要の「料金後払いシステム」――順天堂医院、2019年4月から開始
順天堂医院は、病院会計の待ち時間を解消する「料金後払いシステム」の運用を開始する。患者は、診察後に支払窓口で会計をすることなく、すぐに帰宅できる。グローリーの「医療業界向け料金後払いシステム」と富士通の医事会計システム「HOPE X-W」を連携させた。
順天堂大学医学部附属順天堂医院(以下、順天堂医院)は2019年3月14日、支払窓口での会計待ち時間を解消する取り組みとして「料金後払いシステム」を導入し、2019年4月1日から運用を開始すると発表した。患者は診察後に支払窓口で会計をすることなく、すぐに帰宅できるようになる。
特定機能病院として37の診療科を有し、1日約5000人の外来患者の診療を行っている順天堂医院では、これまでもグローリーの診療費支払機を導入し、会計窓口の混雑や待ち時間の緩和、解消に取り組んできた。
関連記事
- 病院や福祉施設にも? 声や文字でビルの照明や空調を操作できる“スマートリモコン”システム、竹中工務店から
竹中工務店らは、照明や空調、換気、防犯設備などのビル設備を、スマートスピーカーやスマートフォンを介した音声や文字で制御できるシステム「ツイートREMO」を開発。ビルネットワークの国際標準規格BACnetに対応し、病院や福祉施設、オフィスなどでの活用を見込む。 - IoTが病院経営と臨床現場の両方を変える、これだけの理由
医療従事者もIT担当者も、医療現場でモノのインターネット(IoT)を利用することでどれだけの価値が生まれるかに期待を寄せている。「Bluetooth 5」の登場で、IoTのリアルタイム性が高まり、そのメリットは飛躍的に高まる可能性がある。 - 手のひら静脈認証とICカードで「馬券購入」もキャッシュレスで――JRA、富士通の手のひら静脈認証発売機を導入
日本中央競馬会(JRA)は、手のひらの静脈認証で馬券が購入できる富士通の“キャッシュレス馬券発売機”を、2018年9月22日から東京競馬場で運用を開始。手のひら静脈認証とキャッシュレス決済で、セキュリティの高い馬券購入、払い戻しができるようになる。全国の競馬場やウインズ(場外発売所)にも順次導入予定だという。 - 医療機器のセキュリティ対策&病院をサイバー攻撃から守る基礎の5訓
ネットワーク接続可能な医療機器などの経路から医療機関を狙うサイバー攻撃が増えている。こうした新しい脅威には迅速に対応する必要があるが、「多要素認証を導入する」「権限管理を徹底する」といった基礎も忘れてはならない。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.