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ロボットがネットショッピングの人手不足解消に――国内ロボット市場は2桁成長とIDC Japanが予測
IDC Japanの国内ロボット市場の予測によると、2023年の市場規模は、自律移動型ロボットが561億円、コミュニケーションロボットが22億円、ドローンが213億円。いずれも毎年2桁成長を見込む。
IDC Japanは2019年5月14日、国内ロボット市場の用途別、テクノロジー別支出額予測を発表した。今回対象としたのは、「自律移動型ロボット」「コミュニケーションロボット」、ドローンとその運航管理や取得した動画像データの解析を含めた「ドローンソリューション」の3種類。
IDC Japanによると、自律移動型ロボットは、作業負担の大きい業務の代替や労働力不足を解消する手段の1つとして関心が高まっているという。同社は、自律移動型ロボット市場の2018〜2023年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)を23.7%と見込み、2023年の市場規模が561億円になると予測している。
高いCAGRを予想している理由は2つある。1つは、自律移動型ロボットに対する期待が流通業を中心に高まると予測されるため。もう1つは、小売や卸売などの「倉庫管理」での利用が市場をけん引すると見ているためだ。IDC Japanは、小売や卸売倉庫などでインターネットショッピングによる受発注作業の増加と人手不足が深刻化しており、こうした課題を解決するために、商品棚やパレットを運ぶ自律移動型ロボットの導入が加速するとしている。
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